多焦点眼内レンズLentis(レンティス)

レンティスとは、ドイツにあるOculentis社が開発した新しい屈折型多焦点眼内レンズです。

ヨーロッパでは広く用いられていますが、日本での承認はありません。
選定療養対象外の多焦点眼内レンズで完全自費になります。医療費控除の対象になりますので、領収書は失くさずに保管してください。
術後の見え方には定評のある眼内レンズで、角膜乱視がある方でも対応可能になります。

多焦点眼内レンズLentis(レンティス)

レンティスの適応

白内障手術後に老眼鏡を使う頻度を軽減させたい(眼鏡無しの裸眼で近方を見たい)希望があり、自費診療を希望される方

レンティスのメリット

屈折型タイプの多焦点眼内レンズで、レンズの半分は遠方に、半分は近方に焦点が合う構造をしています。

回折型多焦点眼内レンズと比較して光の散乱による光学的ロスが少ないです。

そのため、車の運転時のハロー、グレアなどがでにくく、見え方も回折型と比べてシャープといわれています。

LENTIS Mplus X Toricでは乱視も矯正できるオーダー制の多焦点眼内レンズで、患者様一人ひとりの目の状態に合わせて乱視を含めて0.01D刻みで完全オーダーメイドによる多焦点眼内レンズとなります。

レンティスのパッケージ写真

レンティスの特徴

メリット

    • ライトロスが少ない
    • 比較的に中間・近方視力が良好
    • コントラスト感度が良好
    • グレア、ハロが少ない
    • 後発白内障の発生が少ない
    • レンズ度数の範囲が広い
    • 乱視も同時に矯正可能
    • 完全オーダーメイド(MplustoricX)

デメリット

    • 輸入に時間がかかる
    • MplusX/Mplus:2週間
    • MplusX toric/Mplus toric:6週間
    • ゴーストがでる可能性あり
    • 術後のレフ値の信頼性が低い
    • 選定療養対応外(完全自費)
    • 瞳孔が偏位している症例には注意

手術費用について

  • 乱視なしの場合

    片眼レンズ代

    400,000 (税込440,000円)
  • 乱視ありの場合

    片眼レンズ代

    400,000 (税込440,000円)

白内障手術無料説明会
(白内障多焦点・単焦点眼内レンズ無料説明会)

当院では、白内障手術だけでなく多焦点眼内レンズについても、無料説明会を開催しています。

眼内レンズの種類や乱視用の有無など、専門スタッフがわかりやすくご説明させていただきます。

質疑応答の時間も確保しておりますので、少しでも不安なことや疑問点がございましたら遠慮なくご相談ください。

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