レーザー治療

和田眼科では 最新型のレーザー装置を複数導入しております。
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔(網膜剥離の前段階)などや緑内障、後発白内障に対するレーザー治療をおこなっております。
レーザー光凝固術は非観血的で、患者様に対する苦痛を少なくして外来で行える眼科手術治療です。

糖尿病網膜症

糖尿病は、高血糖により血管や神経の機能が阻害され「腎症」「神経障害」「網膜症」など全身に重大な障害が生じてくる病気ですが、中でも最も怖いのが「糖尿病網膜症」で、 成人失明の第1原因は糖尿病網膜症となっています。
糖尿病網膜症は自覚症状が少なく、知らず知らずのうちに進行していくため気づいたときには重症化していることも少なくありません。
網膜症が進行すると眼底出血だけでなく網膜血管障害、虚血性変化を生じます。
血流が十分に届かない場所ができると、そこを足場に新生血管という血管が出現します。
これにより出血を繰り返したり、最悪の場合は緑内障や網膜剥離を引き起こします。
網膜症網膜症に対するレーザー治療は網膜の血流が滞ったところ(無血管野)にレーザー光凝固を施行し網膜症の悪化を食い止めます。
適切な時期にレーザーを施行するとその後の進行を抑えることが可能です。

緑内障

40歳以上の5.8%前後がかかるといわれる緑内障ですが、緑内障には正常眼圧緑内障、先天緑内障、開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障など様々なタイプがあります。
その中でも閉塞隅角緑内障に対してレーザー治療は有効です。
レーザーで虹彩に穴を開けてバイパスを作り、眼内の水の流れの詰まりを解消します。
緑内障でなくても狭隅角眼という隅角が狭い方の場合、急性の緑内障の発作にならないように予防します(レーザー虹彩光凝固術)。
急性緑内障発作では急激に眼圧の上昇をきたすために突然の視力低下や激しい眼痛、頭痛、吐き気を引き起こします。
慢性の緑内障では自覚症状が少なく 眼科の検診でたまたま見つかるケースも少なくありません。

網膜裂孔・網膜円孔

網膜剥離の前兆病変です。
初期は、飛蚊症といって黒いものがたくさん視界に飛んでいるのを自覚することがあります。
網膜剥離がさらに進行すると、視力低下や視野障害が生じます。
飛蚊症を自覚したら早めに眼底検査を受けましょう。
網膜剥離になる前に網膜に開いた穴(裂孔および円孔)の周りをレーザーで焼き固めて網膜剥離にならないように予防します。
早期発見できれば、外来でのレーザー網膜光凝固術で網膜剥離にいたることを防ぐことができます。
網膜剥離まで進んだ場合、入院しての手術加療が必要になります。

網膜静脈閉塞症などの眼底出血

眼底出血は高血圧や動脈硬化、その他を誘因としておこる網膜の出血で、網膜の中心に当たる黄斑部に出血や浮腫を起こすことも多く、適切な治療が必要です。
血管の詰まりにより新生血管が発生しますので、レーザーで新生血管の出現を防いだり、出血による浮腫の改善にも使用します。

中心性漿液性網脈絡膜炎

網膜の中心付近に水がたまり、円形に丸く腫れる病気です。
中心がゆがんで見えたり、物が小さく見えたり、色が変に見えたりします。
原因は不明ですが働き盛りの男性に多くストレスとの関連性も言われています。
網膜の血管の傷んだところにレーザーを照射して水の漏れを防ぎます。
場所によりレーザーをしないで、経過を見ることもあります。

後発白内障

白内障の手術後に、眼内レンズを包んでいる透明の組織(眼内レンズの後方)が濁りを生じ、視力低下を起こす場合があります。
この場合にYAGレーザ-を使用し、濁りをきれいにします。
緑内障治療で虹彩に穴を開ける場合などにもYAGレーザーを使用することがあります。

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