眼科ブログ
一口に白内障と言っても、その背景にはさまざまな原因があり、進行速度も人それぞれです。
今日は「白内障の進行速度」について、少しまとめてみようと思います。
まず、白内障の進行速度の前に、白内障を発症する原因を考えてみましょう。
主なものとしては、「加齢」「紫外線」「糖尿病」「ステロイド剤の影響」があげられます。
その他には、目に怪我をしたことで白内障になる「外傷性白内障」もあります。
白内障が、中高年以降の年齢で発症しやすくなる病気であることは、すでにご存じのことと思います。
加齢だけでなく食生活や喫煙、屋外での仕事が中心など、複数の要因が白内障に繋がるので、早ければ40代で白内障になることも珍しくはありません。
ほとんどの場合、白内障は髪の毛の色が黒から白くなるように、一種の老化現象と言えるものです。
白内障によって白く濁った水晶体は、一度濁ると透明に戻ることはありません。
そのままにしていると濁りは強くなっていきますので、目がかすむなど見え方が悪くなっていきます。
最近目の調子がおかしいと感じたら、すみやかに眼科専門医を受診し、目の状態を一度確認しておくことをおススメいたします。
白内障は、水晶体が白く濁っていく進行性のある目の病気ですが、その進行速度には個人差があります。
例えば、食生活や喫煙の有無などの生活習慣、仕事の関係で紫外線を多く浴びるなどの外的要因によって、白内障を発症する年齢や進行速度は変動します。
一般的に、加齢に伴う白内障は進行速度が遅く、ステロイド剤を起因とする若年性白内障や、糖尿病の合併症として発症する白内障の場合は進行速度が早いと考えられていますが、これも一概に言えるものではありません。
目の状態がお一人お一人異なるように、白内障を患った時の進行速度もお一人お一人異なります。
発症してから長期間進行が見られない方もいれば、短期間で悪化する方もいます。
このタイプだから進行が早い、あるいは遅いと自己判断せずに、見えづらさを感じたら、まずは一度検査を受けておくことが肝要です。
見えづらさの原因となる病気は白内障だけではありませんし、たとえその時発病していなくても、その後も定期的な確認を行うようにしてください。
特に、以前にボールを目にぶつけた、仕事中に目の周囲を強打したといった経験のある方は、外傷性白内障のタイミングが数ヶ月後、数年後というケースもあります。
白内障のタイプについては、下記の内容をご参照ください。
白内障手術は、ほとんどの方が一度は行う手術であり、避けて通ることはできないといっても過言ではありません。
私たち白内障手術眼科医は、難しい白内障手術症例でも全力を尽くし、患者様にとって最大限の良い結果が得られるよう、尽力しております。
ただし、進行しきってしまう前の白内障の方が、より安全かつ短時間で手術を出来る可能性が高く、手術後に良好な視界を得られる可能性が高いのは事実です。
見えづらい状況を長く続けていると、ケガなどの危険性を高めてしまい、外出も億劫になるなど、心身ともに悪影響があります。
当院では、白内障手術無料説明会、多焦点眼内レンズ無料説明会を定期的に開催しています。わからないことがありましたら、ご相談ください。ご参考になれば幸いです。
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