眼科ブログ
先日、当院の昨年の手術件数についてご報告させていただきました。麦粒腫切開、霰粒腫穿刺、レーザー光凝固療法などの外来小手術を除いて全体で710件となり、過去最高を記録しました。
なかでも飛躍的に件数が伸びたのが、近視治療のICL手術です。
一昨年の14件から、昨年は73件となりました。近隣はもちろん、遠方からも当院の眼科医療を信頼してご来院いただきました患者様に、心からお礼を申し上げます。
ICLは白内障手術と同じように、眼の中にレンズを入れる手術です。
医学の進歩により、視力の悪い場合は「眼鏡かコンタクトレンズ」で矯正するという時代は終わりつつある中、ライフスタイルや見え方へのこだわりなど、より一人一人に寄り添った視力矯正が可能になってきました。
加えて強度近視の方は、網膜・黄斑などに様々な眼異常を併発しやすくなることから、ICLを選択される方も増えているのだと思います。
また、ICLは近視治療だけでなく、乱視矯正にも可能性のあることをブログ等で発表してきたことも、患者様の選択肢を広げる上でよかったのではないかと考えています。
当院ではこの間、白内障手術装置「センチュリオン・ビジョン・システム」に加え、眼科手術用顕微鏡「Proveo8」、眼科手術用顕微鏡システム「Leica M844 F40/F20」などを導入し、より患者様の体の負担を軽減し、安全・安心そして精密に手術を行うことのできるシステムを整えてきました。
きゃりーぱみゅぱみゅさんを始め、芸能人の方が受けられたことで昨年話題になったICLは、比較的若い方のためにある視力矯正方法です。見えづらさを放置していては、お仕事もやりにくいこともあるでしょう。
もちろん目の状態はお一人おひとり異なりますので、ICLがすべての解消に繋がるとは断言することはできません。当院はこれからも患者様の目の状態を精密に検査し、コミュニケーションを綿密に取りながら患者様が望まれる見え方をできるだけ実現していく日々の診療を大事にしていきます。
感染対策も十分に行っておりますので、何かお困りのことがあればご相談ください。また、ICL手術説明会も定期的に行っております。ご参考になれば幸いです。
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