眼科ブログ
「最近、会議中にホワイトボードの文字がぼやける」
「スマホとPCを交互に見るだけで、目がしんどい」
「メガネの上げ下げばかりしている気がする」
40代〜60代のビジネスパーソンの場合、こうした症状は加齢による老眼だけでなく、白内障が関係しているかもしれません。
和田眼科グループでも、上記のような症状があるので一度目の検査をしておこうと来院された結果、白内障が進行していたケースが見られます。
その際、「白内障と老眼、両方解決できませんか?」と聞かれることも、珍しくありません。
目の状態にもよりますので、一概には言えませんが、ひとつの方法として考えられるのが「多焦点眼内レンズを用いた白内障手術」です。
白内障は、目の中の「水晶体」が濁って視界がかすんだり、ぼやけたりする病気です。
多くの場合、濁った水晶体は手術で人工のレンズに置き換えます。
この時、大きく分けて「単焦点レンズ」か「多焦点レンズ」のどちらかを選択する必要があります。
単焦点レンズは「遠く」か「近く」のどちらかしかピントが合いません。
したがって、白内障手術後の生活には、老眼鏡が必須です。
一方、多焦点レンズは遠く・中間・近くなど、複数の距離が1枚のレンズでピントが合う設計になっています。
つまり、多焦点レンズを選ぶことで、老眼鏡なしで生活できる可能性が高まるのです。
働き盛りの方にとって、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術後に享受できる可能性の高い主なメリットは、次のようなものです。
プレゼン資料、モニター、手元のメモなど、視点を変えるたびにピントが合いにくくなっているなら、それは集中力を奪っています。
また、車に乗っている時に、前方とカーナビを交互に見る際、見えづらさを感じるといったお話も、手術前によくうかがうことがあります。
多焦点レンズなら、こうしたピントの調整に意識を取られず、仕事や運転に集中しやすいと言えます。
「メガネどこだっけ?」と探す時間、メガネを掛けたり外したりする動作が、年々わずらわしくなってきたので、多焦点眼内レンズを選びましたというお話も診察室でうかがうことのひとつです。
また最近では、災害対策として多焦点眼内レンズを検討中というお話も、説明会で出たりします。
視力のストレスを減らすことで、より良い生活の質に繋がるのではないでしょうか。
「年齢より上に見られがちな老眼鏡をかけたくない」との思いから、多焦点眼内レンズを選択される方も少なくありません。
また、それまでかけていたメガネを外すことで、若々しく見られるようになった、活力がある印象を与えられているといったお喜びの声をいただくこともあります。
特に教師や講師、または指導する職責にある方など、人前に立つことが多い方にとってはビジネス上の武器になっていると言えるのでは、と思います。
単焦点眼内レンズは保険診療ですが、多焦点眼内レンズは「選定療養」か「自由診療」になります。
費用はレンズによって異なりますが、高額に感じられるケースもあるかもしれません。
しかし、「老眼鏡を何本も買い替えた」「仕事中の目に関するストレスで疲弊していた」方々にとっては、「視界がクリアになった」と満足度を語られることが圧倒的に多いです。
医療技術および医療機器が進化する中、老眼や白内障を「見えづらさは年齢のせい」とあきらめるのは早い時代です。
多焦点眼内レンズという選択肢によって、白内障と老眼を同時に解消できる可能性があります。
それだけでなく、仕事のパフォーマンス、見た目、自信にもプラスの影響をもたらせるかもしれません。
忙しい毎日の中でこそ、目の健康に一度立ち止まってみてはいかがでしょうか。
和田眼科グループでは、今津本院・夙川分院ともに、白内障手術・多焦点眼内レンズに関する無料説明会を定期的に開催しています。
平日だけでなく、土曜・日曜にも開催日を設けていますので、ぜひご活用いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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