眼科ブログ
6月度の手術件数のご報告をさせていただきます。
<手術総件数 70件(硝子体注射を除く)>
・白内障手術 56件(眼内レンズの内訳)単焦点 19件 多焦点 37件
・ICL 4件
・その他 10件でした。
全症例において手術は問題無く予定通り終了し、開院以来継続している「術後感染ゼロ」を更新することができました。
当院の眼科医療を信頼し、ご来院いただきました患者様に厚く御礼申し上げます。
今後も患者様の「見える喜び」のために、スタッフ一同、より研鑽を積んで、患者様の健やかな生活と豊かなアイライフに貢献していく所存です。
6月度の手術の特徴についてご紹介していきますので、今後の参考にしていただければ幸いです。
6月の今津駅前本院の手術数は、白内障34件を始め合計46件でした。
ここ数年の特徴のひとつは、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術が白内障手術全体の過半数を超えていることですが、今月もその傾向が出た月でした。
白内障手術34件のうち、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は27件で、本院における白内障手術全体の約79%を占めています。
6月の多焦点眼内レンズの内訳は、次の通りです。
・五焦点眼内レンズ「インテンシティー」14件(うち乱視用タイプ5件)
・三焦点眼内レンズ「パンオプティクス」 10件(うち乱視用タイプ6件)
・三焦点眼内レンズ「ファインビジョン」1件
・二焦点眼内レンズ「シンフォニー」2件(うち乱視用タイプが2件)
このうち、選定療養対象の多焦点眼内レンズは「パンオプティクス」と「シンフォニー」です。
多焦点眼内レンズにはそれぞれ特徴があり、求められる見え方の質やお仕事・ライフスタイルとの関係で眼内レンズの選択も変わってくると思います。
術前検査に力を入れ、できるだけ多くの眼内レンズを取り揃えてきた成果だと考えております。
2024年4月に新規オープンし、6月から手術を開始した夙川院では、白内障22件、ICL2件の合計24件の手術を行いました。
6月の夙川院の特徴は、単焦点・多焦点ともに、乱視用タイプが多かったことです。
・単焦点眼内レンズ 12件(うち乱視用タイプが6件)
・三焦点眼内レンズ「パンオプティクス」 8件(うち乱視用タイプ4件)
・五焦点眼内レンズ「インテンシティー」2件
日々、診療と手術に携わる者の実感としては、年々乱視用タイプの需要は増えているように思います。
白内障は、基本的には一度きりの手術ですので、患者様に納得のいく眼内レンズ選びをしていただくことが大切です。
白内障手術無料説明会、眼内レンズの説明に力を入れ、患者様が白内障手術後に希望される見え方にできるだけ近づけられるよう、取り組んでまいります。
和田眼科グループでは火曜・木曜に加え、平日はお休みが取りにくい患者様のために、今津駅前の本院では月1回土曜日に、夙川院では月1回日曜日に手術日を設けています。
より術後の安心・安全に注意を払うことと患者様の通院負担軽減のために、できるかぎりスケジュール調整を行っておりますので、わからないことがありましたらご相談ください。
また、本院・夙川院ともに白内障手術、眼内レンズ無料説明会を定期的に開催していますので、ご活用いただければ幸いです。
梅雨らしい気候が続いていますので、ご来院の際はお足元にお気をつけてお越しください。
どうぞよろしくお願いいたします。
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