眼科ブログ

五焦点眼内レンズ“Intensity(インテンシティー)”のメリット・デメリットとは?

医療技術と機器の進歩により、白内障手術は「ただ濁ったレンズを交換する治療」から、「より快適で、より自然な見え方を手に入れるための選択肢」へと進化しています。

これを可能にしているのは、白内障手術に用いる眼内レンズの進化です。

なかでも、多焦点眼内レンズ「インテンシティー」は、これまでの2焦点・3焦点をさらに進化させ、遠・中遠・中間・近中・近方の「5つのポイント」を自然につなぐ、5焦点眼内レンズとして認知度が高まっています。

今日は和田眼科グループの手術実績を振り返りながら、インテンシティーの特徴・メリット・デメリット・向いている方について、少しまとめてみようと思います。

 

五焦点眼内レンズ「インテンシティー」とは?

インテンシティーは、従来の3焦点レンズの“焦点のすき間”を埋める設計といえます。

  • 遠方(運転・風景)
  • 中遠(PCモニター)
  • 中間(料理・洗面)
  • 近中(本を読む距離)
  • 近方(スマホ)

この5つの距離でピントが自然に合うよう設計されており、さらに光エネルギーの分配が最適化され、見え方のムラや違和感が少ないのがインテンシティーの特徴です。

 

和田眼科グループの手術実績

和田眼科グループの特徴のひとつは、白内障手術、特に多焦点眼内レンズを用いた白内障手術実績です。

<和田眼科グループの白内障手術実績>

2021年:465件(多焦点203件)

2022年:541件(多焦点326件)

2023年:525件(多焦点347件)

2024年:579件(多焦点378件)

2025年も10月までの件数ですが、すでに565件(多焦点404件)を数えています。

この間、和田眼科グループでは、インテンシティーが日本で使用可能になった比較的早い時期から取り扱いを開始し、症例を積み重ねてきました。

<インテンシティーの手術件数>

2021年:59件(乱視用18件)

2022年:125件(乱視用41件)

2023年:157件(乱視用87件)

2024年:192件(乱視用84件)

2025年も10月までの件数ですが、すでに221件(乱視用108件)を数えており、これまでの最高件数になっています。

また、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術でインテンシティーが占める割合も、年々増加しています。

<多焦点の中でインテンシティーが占める割合>

2021年:約13%

2022年:約23%

2023年:約30%

2024年:約33%

 

インテンシティーが選ばれる理由

① 焦点の“穴”がない

3焦点と比較した場合、インテンシティーは中間領域をしっかり強化しているため、日常の動きのほぼすべてを裸眼で完結できるレベルにあります。

術後「よく見えるようになった」と変化を実感しているご意見をいただくことが多いのも、そのためと言えるかと思います。

② 乱視矯正タイプがある

乱視がある場合、多焦点の性能が発揮されにくい傾向がありますが、インテンシティーにはトーリック(乱視矯正)タイプがあることも選ばれる理由のひとつかと思います。

 

インテンシティーのメリット・デメリット

<メリット>

①ほぼ全距離を裸眼でカバー

仕事もプライベートもメガネなしの生活が目指せます。

②スマホ〜本の読み書きが強い

近方がしっかり見える設計なので、文庫本、スマホの文字入力などで強さを発揮できるのが期待できます。

③室内の生活動線が快適

料理、洗顔、パソコン、書類、買い物の値札など、中間距離は日常生活の多くを占める距離です。

この距離が快適に感じるという術後のご感想が、一番多いように感じています。

<デメリット>

①ハロー・グレアはゼロではない

多焦点レンズの宿命として、夜間の光のにじみはあります。
ただし、インテンシティーは比較的弱めとされています。

②完璧な“20代の視力”には戻らない

五焦点とはいえ、調節力そのものが復活するわけではありません。

③加齢黄斑変性・緑内障は適応が慎重

網膜に疾患がある場合はコントラストが落ちるため、適応可能かどうか慎重な判断が求められます。

④自費診療のレンズのため、保険適用外

インテンシティーは保険適用外の眼内レンズです。

和田眼科グループでは、

乱視なしの場合:440,000円(税込)

乱視ありの場合;484,000円(税込)で取り扱っています。

 

インテンシティーが向いている方

<こんな方におすすめ>

  • デスクワークが多い(PC・書類・会議)
  • スマホをよく使う
  • 運転もしたいが室内作業も多い
  • 老眼鏡・中近メガネを減らしたい
  • 旅行・趣味・仕事の全部でストレスを減らしたい

<こんな方は相談が必要>

  • 強度の乱視
  • 強度のドライアイ
  • 網膜疾患(緑内障・黄斑疾患)
  • 夜間運転が毎日ある仕事

適応判断は極めて個別的なので、慎重な判断に努めています。

まとめ:五焦点インテンシティーは“見え方のすき間”を埋める次世代レンズ

もちろん、目の状況は千差万別ですので、すべての方に当てはまるとは限りません。

しかし、術後診察でほとんどの患者様から、「見える喜び」の実感をいただいていることは、事実としてあると思います。

日々眼科診療と手術に従事している私たちにとって、患者様から「よく見えるようになった」とご感想をいただくことは、一番うれしいことですし、やりがいを感じる部分です。

白内障手術後の生活を、「より快適に」「より自然に」過ごしたい方にとって、インテンシティーは魅力的な選択肢であり、検討する価値はあるのではないかと思います。

和田眼科グループでは、今津本院・夙川分院ともに、白内障手術やインテンシティーなど眼内レンズに関する無料説明会を定期的に開催しています。

わからないことがありましたら、ご相談ください。

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