眼科ブログ
ジョギングやゴルフ、登山など、体を動かすのが好きな方ほど「見え方の変化」は見逃せません。
「段差でつまずくようになった」「夕方の運転で視界がぼやける」──そんな経験はありませんでしょうか。
それは白内障による視界のにごりが始まっているサインかもしれません。
今回は、白内障が日常の安全や活動性に与える影響、そして多焦点眼内レンズで取り戻せる“アクティブな視界”について少しまとめてみようと思います。
白内障が進むと、水晶体の濁りによって視界全体のコントラストが低下します。
そのため、階段の段差や路面の凹凸、縁石の高さなどが分かりにくくなり、思わぬ転倒や踏み外しにつながることもあります。
特に夕方や夜間は、明暗の差を感じ取りづらくなり、街灯や車のライトがまぶしく感じやすくなります。
こうした視覚情報の変化は、運動中の判断ミスやスポーツ時のケガのリスクにも直結します。
「最近、足元の見え方が以前と違う」と感じたら、それは白内障が進行しているサインかもしれません。
白内障の進行は、身体的な危険だけでなく「出かけるのが億劫になる」「運転を控えるようになった」など、活動意欲そのものにも影響します。
以前は楽しみだったゴルフやウォーキング、旅行などを避けてしまうケースも少なくありません。
見えづらさが続くと、自信を失い、外出頻度が減ることで筋力やバランス感覚も衰えやすくなります。
つまり、白内障は「目の病気」であると同時に、「心と体の活動性」にも関わる病気なのです。
そんなときこそ、手術による視界の回復が、アクティブな毎日を取り戻す第一歩になります。
白内障手術を検討する際、大きく分けて単焦点レンズか多焦点眼内レンズのどちらかを選択することになります。
多焦点レンズは、遠く・中間・近くのピントをカバーすることで、日常生活の多くのシーンでメガネに頼らずに過ごすことができます。
ゴルフのスイングフォーム確認、登山中の足元チェック、ドライブ中のメーター確認など、距離の異なる対象を自然に見分けられるのが大きな魅力です。
また、読書やパソコン作業も快適になり、**「見え方の自由度」=「行動の自由度」**が大きく広がります。
見えづらさを我慢せず、視界をアップデートすることで、人生の“アクティブステージ”を長く楽しむことができるのです。
白内障手術は、通常日帰りで10〜15分程度で行われる安全性の高い治療です。
点眼麻酔で痛みはほとんどなく、術後の回復もスムーズで、スポーツ再開のタイミングなども、医師と相談しながら計画的に進められます。
多焦点眼内レンズを用いることで、これまでの「見えづらさ」や「不便さ」から解放され、再びアクティブな毎日を取り戻した方も少なくありません。
費用面では、単焦点眼内レンズが保険適用なのに対し、多焦点眼内レンズは選定療養もしくは自費診療になります。
和田眼科グループでは、今津本院・夙川分院ともに、白内障手術や眼内レンズに関する無料説明会を定期的に開催しています。
白内障による見えづらさは、転倒などの危険だけでなく、活動意欲の低下にもつながります。
“また動き出したくなる視界”を取り戻すお手伝いをさせていただければ幸いです。
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