眼科ブログ

デスクワークで目が疲れる人へ。実は“睡眠の質”が目の回復を左右する!

「目がショボショボする」「寝てもスッキリしない」──そんな疲れ目の原因、もしかすると“睡眠の質”かもしれません。
スマホやパソコンを日常的に使う現代人にとって、目と睡眠は切っても切れない関係です。

特にデスクワークが多い方の場合、仕事の質にも大きく影響してきます。

今日は、目と睡眠の関係について、少しまとめてみようと思います。

 

睡眠中、目は“リセット作業”をしている

デスクワーク中、私たちの目は常に細かいピント調整を繰り返しながら働いています。その結果、ピント調節筋(毛様体筋)や涙腺、角膜の細胞は日中にかなりの負担を受けています。

さらに、帰宅途中でスマホを長時間見ていると、その負担は増すばかりです。
この疲労を回復させる時間が「睡眠」です。眠っている間に角膜の細胞が修復され、涙の質も整います。
しかし、睡眠不足や浅い眠りが続くと、回復が不十分なまま翌朝を迎えることに。朝から目が重い・視界がぼやけるという人は、“目の修復時間”が足りていないサインかもしれません。

 

寝不足が“仕事のパフォーマンス”にも影響

睡眠が足りないと、自律神経のバランスが崩れ、血流が悪化します。
その結果、毛様体筋が緊張してピント調節がうまくいかず、「目の奥が痛い」「モニターの文字がかすむ」といった症状が出やすくなります。
さらに、目の疲れから肩こりや頭痛に発展するケースも少なくありません。
こうした状態では集中力が落ち、仕事の効率も低下します。
「睡眠=目と脳のメンテナンス」と考え、しっかり眠ることが、結局は最も効果的な“仕事のパフォーマンス向上法”なのです。

 

オフィスワーカーのための快眠習慣

目と睡眠の質を高めるためには、ちょっとした習慣改善がポイントです。

  • 退勤後はブルーライトを減らす(スマホやPCの“ナイトモード”を活用)
  • 寝る前に5分間、蒸しタオルで目を温める
  • 就寝1時間前はメールやSNSを見ない
  • 朝は自然光を浴びて体内時計をリセットする

これらを意識するだけで、眠りの深さが変わり、翌朝の目の回復力がぐんと高まります。
目薬やマッサージに頼る前に、「眠る環境」を整えることが第一歩です。

目の疲れを翌日に持ち越さないためには、睡眠の「量」と「質」の両方を整えることが大切です。
特に寝る直前までスマホを見る習慣は、ブルーライトの影響で脳が覚醒し、眠りが浅くなるので注意しましょう。

 

まとめ

スマホやパソコンで酷使された目を本当に癒すのは、「目薬」でも「マッサージ」でもなく、“良質な睡眠”です。
睡眠は、目の細胞がリセットされる大切な時間。しっかり眠ることで涙のバランスが整い、ピント調節筋も回復します。
日中にどんなにケアをしても、夜にきちんと休ませなければ根本的な改善は望めません。
「目が疲れたら、まずは早く寝る」──それが現代人にとって、最もシンプルで効果的なアイケアです。

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