眼科ブログ

ICL手術後に渡される“目のパスポート”「ICLカード」の役割と使い方について

ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を終えたあと、患者様に「ICLカード」という小さなカードをお渡ししています。

「このカードってなんのために必要?」「どうやって保管すればいいの?」
そんな疑問にお答えするために、今回はICLカードの役割と大切さについてまとめてみました。

ICLカードとは? ~目の中のレンズ情報が詰まった大切な1枚~

ICLカードとは、手術で挿入したICLレンズの情報が記録されたカードです。

このカードには、以下のような情報が記載されています:

  • レンズの種類(度数やモデル名)
  • 製造番号(シリアルナンバー)
  • 手術日
  • 手術を受けた施設名 など

このカードは、いわば“目のパスポート”のような存在。自分の目にどのようなレンズが入っているのかを証明する、とても大切なものなんです。

 ICLカードが必要になる場面とは?

普段の生活でこのカードを頻繁に使うことはありませんが、以下のような場面で役立つことがあります。

他院で目の診察を受けるとき

転居や急な目のトラブルで、手術を受けた医院以外で診察を受ける場合、医師が目の中のレンズ情報を知る必要があります。その際、ICLカードがあると診察がスムーズに進みます。

将来、白内障手術など目の手術を受けるとき

将来、白内障手術など目の手術を受ける際、ICLカードがあれば、医師に正しい情報を伝えることができます。

 ICLカードのおすすめ保管方法

ICLカードは一度手術を受けたら一生使う可能性がある大切な情報です。

以下のような形で保管・管理するのがおすすめです。

  • 原本は大切な書類と一緒に保管(保険証やパスポートなどと同じ場所に)
  • 財布に入れて持ち歩く場合は、コピーを利用する(原本の紛失防止)
  • スマートフォンで写真を撮っておくと、外出先でもすぐ確認できて便利です
  • ご家族にも「ICLカードがあること」を一言伝えておくと安心です

ICLカードは「もしも」のための安心アイテム

ICLカードは、目の健康を守るための“保険証”のような役割を持っています。
普段は出番がないかもしれませんが、万が一のときに持っていてよかったと思える大切な1枚です。

手術後のクリアな視界とともに、ICLカードも大事に保管しておきましょう。

ご参考になれば幸いです。

ページトップに戻る

和田眼科グループ医院

  • 和田眼科今津本院の写真

    和田眼科 今津本院
    (今津駅前)

    お問い合わせ

    0798-39-3777

    兵庫県西宮市津門呉羽町1-28
    今津医療センター2階
    阪神・阪急今津駅 徒歩1分

    ホームページはコチラ

  • 和田眼科夙川分院の写真

    和田眼科 夙川分院
    (阪神西宮駅、阪急夙川駅、JRさくら夙川駅)

    お問い合わせ

    0798-39-8883

    兵庫県西宮市常磐町1-27
    ヤマイチPLAZA さくら夙川2階
    阪神西宮駅徒歩7分
    阪急夙川駅徒歩12分
    JRさくら夙川駅徒歩10分

    ホームページはコチラ