眼科ブログ
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を終えたあと、患者様に「ICLカード」という小さなカードをお渡ししています。
「このカードってなんのために必要?」「どうやって保管すればいいの?」
そんな疑問にお答えするために、今回はICLカードの役割と大切さについてまとめてみました。
ICLカードとは、手術で挿入したICLレンズの情報が記録されたカードです。
このカードには、以下のような情報が記載されています:
このカードは、いわば“目のパスポート”のような存在。自分の目にどのようなレンズが入っているのかを証明する、とても大切なものなんです。
普段の生活でこのカードを頻繁に使うことはありませんが、以下のような場面で役立つことがあります。
◯ 他院で目の診察を受けるとき
転居や急な目のトラブルで、手術を受けた医院以外で診察を受ける場合、医師が目の中のレンズ情報を知る必要があります。その際、ICLカードがあると診察がスムーズに進みます。
◯ 将来、白内障手術など目の手術を受けるとき
将来、白内障手術など目の手術を受ける際、ICLカードがあれば、医師に正しい情報を伝えることができます。
ICLカードは一度手術を受けたら一生使う可能性がある大切な情報です。
以下のような形で保管・管理するのがおすすめです。
ICLカードは、目の健康を守るための“保険証”のような役割を持っています。
普段は出番がないかもしれませんが、万が一のときに持っていてよかったと思える大切な1枚です。
手術後のクリアな視界とともに、ICLカードも大事に保管しておきましょう。
ご参考になれば幸いです。
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