眼科ブログ

「多焦点眼内レンズ」と「単焦点眼内レンズ」の違いを解説!

最近、白内障手術に関する無料説明会で、「多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの違い」について質問されることが増えています。そこで今回は、それぞれの特徴や違いについてわかりやすくまとめました。

 

  1. ピントの合う距離の違い
  • 単焦点眼内レンズ
    単焦点眼内レンズは、名前の通り「一つの距離にピントを合わせる」レンズです。手術後は、近距離用または遠距離用のメガネが必要になることが一般的です。
  • 多焦点眼内レンズ
    一方で、多焦点眼内レンズは「複数の距離にピントを合わせる」ことができます。最近では、2焦点や3焦点だけでなく、5焦点の「インテンシティー」といった新しいタイプも登場し、選択肢が広がっています。また、乱視矯正機能付きのレンズも各メーカーから提供されています。

 

  1. 費用の違い

白内障手術の費用は、「保険診療」「選定療養」「自由診療」の3つに分かれます。

  • 単焦点眼内レンズ(保険診療)
    健康保険適用となり、手術費用や検査費用が保険でカバーされます。高額療養費制度を活用すれば、さらに負担を軽減できます。
  • 多焦点眼内レンズ(選定療養・自由診療)
    選定療養は、2020年に導入された制度で、保険診療分に加え、多焦点眼内レンズの費用を自己負担する形です。自由診療は健康保険の適用外で、全ての費用を自己負担します。

詳しい費用については、白内障の手術費用についてをご覧ください。

 

眼内レンズ選びで大切なこと

レンズの種類は「価格」や「質の良し悪し」ではなく、「患者様のライフスタイルや目の状態」によって最適なものが異なります。たとえば、単焦点レンズは低コストですが、近くと遠くの両方に対応したい場合、多焦点レンズを選ぶことでメガネの使用頻度を減らすことが可能です。

最近は、仕事や趣味を楽しむ高齢者が増え、ライフスタイルの多様化に伴い、多焦点眼内レンズを選ぶ方も増えています。

 

和田眼科グループの取り組み

当院では、患者様の目の状態や生活スタイルに合ったレンズを提案するため、無料説明会やウェブサイトで情報を公開しています。さらに、開院以来、術後感染ゼロを達成し、安全で安心な手術を提供しています。

白内障手術や眼内レンズに関するご質問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

無料で参加できる白内障手術説明会・多焦点眼内レンズ説明会のご案内

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