眼科ブログ
和田眼科グループでは、白内障手術後の見え方にこだわり、できるだけ患者様のご希望に添えるよう、単焦点・多焦点を問わず豊富な眼内レンズのラインナップに努めています。
今日は、当グループで取り扱っている多焦点眼内レンズ「エボルブ」についてご紹介させていただきます。
多焦点眼内レンズ「エボルブ」は、イタリアSoleko社が製造しているレンズです。
屈折型とEDOF(焦点深度拡張型)を組み合わせているタイプのレンズになります。
「エボルブ」の最大の特徴は、他の多焦点眼内レンズでは範囲外となる強度近視、強度乱視に対応可能なことです。
強度近視や強度乱視と診断され、白内障手術を受ける時に多焦点眼内レンズをご希望される患者様に、ぜひ一度ご検討していただきたいレンズと言えます。
「エボルブ」のもうひとつの特徴は、オーダーメイドで乱視タイプを製作できることです。
これは、素材から自社製造で作られていることが理由と言えます。
1度刻みでオーダー可能なので、患者様の目の状態に即したレンズを製作することが可能です。
和田眼科グループでは、正確な乱視度数の計算を行う検査器「ウェーブフロントアナライザーKR-1W」を導入しています。
和田眼科グループでは、強度近視に対応可能なこと、乱視タイプがオーダーメイドで作れるという2つの大きな特徴は、白内障手術後に患者様が求める見え方の質により近づける可能性が広がると考え、「エボルブ」を取り扱っています。
「エボルブ」は日本で未承認の多焦点眼内レンズのため、費用は完全自費です。
和田眼科グループでは、乱視なしのタイプは片眼44万円(税込)、乱視用は48万4000円(税込)で提供しています。
白内障自体は、加齢に伴ってほとんどの方がいつかは発症する身近な目の病気です。
発症時期には個人差がありますし、どの段階で手術を検討されるのがベストかは一概に言うことはできません。
最近の特徴としては、白内障手術の精度や安全性が格段に向上していること、眼内レンズの選択肢が増えていることもあって、以前より早めに白内障手術を検討される患者様が多くなっているように感じます。
特にそれまで悩まされてきた強度近視や乱視を解消して見え方をよくしたい、メガネやコンタクトレンズを使わずに過ごしたいといったご要望は増えています。
和田眼科グループでは、こうした患者様の想いに少しでも近づけることができるよう、さまざまな眼内レンズの選択肢をこれからも増やしていく所存です。
もちろん、「エボルブ」が魔法のレンズで絶対的というわけではありません。
適応かどうかの精密な検査、患者様のライフスタイルやご希望をよくうかがい、総合的に判断してのご提案ですのでご安心ください。
和田眼科グループでは、今津本院・夙川分院ともに、こうした眼内レンズのお話や白内障手術に関する内容を相談できる白内障手術無料説明会を定期的に行っています。
平日だけでなく日曜日に行っている時もありますので、詳しくはホームページでご確認ください。ご参考になれば幸いです。
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