眼科ブログ

次世代白内障手術機器「UNITY(ユニティ)」の効用について

2月に入り、3日・7日・10日の手術日で、合計35件の日帰り手術を行いました。

内訳は、白内障手術31件、ICL4件でした。

また、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は25件で、レンズの種類は次の通りです。

・五焦点眼内レンズ「インテンシティー」13件(うち乱視用タイプ7件)

・連続焦点眼内レンズ「オデッセイ」7件(うち乱視用タイプ2件)

・三焦点眼内レンズ「パンオプティクス」 5件(うち乱視用タイプ3件)

全症例において手術は問題無く予定通り終了し、開院以来継続している「術後感染ゼロ」を更新しています。

天候が荒れた日もあった中、和田眼科グループの眼科医療を信頼し、ご来院いただきました患者様に厚く御礼申し上げます。

今日は、年明けから当院に導入している白内障手術機器「UNITY(ユニティ)」の特徴と、実際に使用してみて感じている効用について、少しまとめてみようと思います。

 

破砕効率が優れて安全性の高い「4D Phaco

現在、白内障手術で用いられている一般的な手術方法は、超音波振動によって濁った水晶体を破砕し、その後吸引除去する方法です。

ユニティに搭載されている超音波発振技術「4D Phaco」は、高度な多方向チップ動作を採用しているため、非常に破砕効率が高いです。

また、従来の超音波チップはチタン合金製でしたが、「4D Phaco」の効果を最大化するために開発されたハイドリップチップの先端部は、特殊なポリマー素材で構成されています。

金属チップと比較した場合、ポリマーチップの方が組織への攻撃性が低く、万が一のヒューマンエラーに対する許容度が高いことから、より安全性に優れていると感じています。

その他、切開創付近の温度をリアルタイムで監視してくれる温度センサー「Thermal Sentry」の存在も大きいです。

これは業界初の機能で、高いエネルギーを使用する手術の場合でも、安全域を確保しつつ手術を進行することが可能になります。

前房安定性に優れ、生理的眼内圧下での手術を可能にする「Intelligent Fluidics

「Fluidics」とは流体制御のことですが、ユニティにはこれまで使用してきた白内障手術機器センチュリオンで確立された能動的流体制御をさらに発展させた「Intelligent Fluidics」が搭載されています。

特殊なポンプシステムによって精密な流量制御が維持され、前房の安定性を確保してくれます。

また、灌流と吸引のバランスをミリ秒単位で調整できるため、生理的眼内圧下での手術が可能になることは、患者様の目の負担を軽減することに繋がります。

 

まとめ

全体として手術効率が良く、術後の仕上がりもいいとこれまでのところ感じています。

和田眼科ではこのユニティと、ライカ社の眼科手術用顕微鏡「Proveo8」を組み合わせることで、低侵襲でより高い質の白内障手術に努めています。

今津本院・夙川分院ともに白内障手術、眼内レンズ無料説明会を定期的に開催していますので、わからないことがありましたらご相談ください。

 気温差のある日が続いております。

ご来院の際は体温調整の対策を忘れず、お足元にお気をつけてお越しください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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